はじめに
ハリやコシのあるツヤ髪、生え際やトップのボリューム、
そんなことをほとんど気にしてなかったあの頃に戻りたい。。
そう、
気にしなかったし、そもそも気にならなかった。
”何だか髪の毛の様子がおかしい”
くっきりはっきりと違う訳ではないけど、何だか以前とは違うなあって違和感を感じ始めたのが40代後半になってから。
“それがあるとき” は、その存在やありがたさは気づかないもの。
健康もそうですね。
病気になってはじめて健康のありがたさを身にしみて感じるもの。
欠けて気づく。
女性として持って生まれ、成長とともに満ちていき、そして欠けていく。
いつまでも満ち続けることは出来ないもの、それはあらゆるものに言えること。
それが自然の摂理。
母も祖母も、あらゆる女性が通って来た道。
そして私がこれから通る道。
出来るなら自分でも気づかないくらいに、自覚もしないくらいに
ゆっくりとゆっくりと欠けていきたい。
まずは私たちを女たらしめていた女性ホルモンについて掘り下げていきます。
女性ホルモン 髪の毛への役割
そう、まず女性ホルモン。
私たちの体を、女らしく形作る女性ホルモンは、体つきだけなく髪の毛にも超重要な役割を果たしてくれてます。
役割は三つの分けられます。
成長期の維持
髪の毛は毛周期といって生え変わる周期があります。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
今生えている髪の毛は成長期の髪の毛。
成長期の髪は全体のだいたい80〜90%あると言われていて、1日当たり約0.35mm伸びると言われてます。
これを維持するのが女性ホルモンの役割。
成長期のサイクルは、女性で約6年、男性で約3年 と言われてます。
皮脂腺の調整・コントロール
皮脂の分泌量のコントロールをしているのが女性ホルモンの働き。
女性ホルモンが正常に働かないと皮脂腺が肥大してしまいます。
脂の分泌量は皮脂腺から脂が出て角質層のターンオーバーで出てきた垢と常在菌と混ざり合うことで皮脂膜ができます。
垢+脂+常在菌=皮脂膜
皮脂膜とは:人は本来天然の保護膜を作る力を持っていて、それが皮脂膜。この皮脂膜は紫外線や雑菌から守る大切な保護膜になります。
皮脂腺のコントロールと角質層のターンオーバーが正常にされていない髪は、脂の分泌量が増えてくると頭皮がベタベタになってきたり臭いが出てきます。これは皮脂腺の異常によって起きます。
角質層が正常に細胞分裂おこされない場合は層になって固まってフケとなって現れます。
皮脂腺の脂が足りないと今度は乾燥を起こしてしまいます。乾燥を起こしたり、皮脂の分泌量が多くなることで脂漏性湿疹や脂漏性皮膚炎など病気のトラブルも発症。
なのでこの皮脂腺のコントロールがとても大切です。
皮脂膜を作るっていう事も大切なので、菌を殺してしまうような強い洗浄力のあるシャンプーとかアルコールの入っている割合が多いシャンプーは皮脂膜のためにもあまり使用は進めません。
常在菌も全部なくなってしまうし、アルコールが多いと刺激になって皮脂腺から皮脂が多く出てきてしまい、余計に脂が出てきてしまったり、肌の恒常性を乱してしまうような、サイクルを阻害するようなシャンプーは使用を避けたほうがいいですね。
5αリダクターゼの阻害
5αリダクターゼという酵素がテストステロンと結びついてジヒドロテストステロンという強力な脱毛ホルモンに変わります
5αリダクターゼ+テストステロン=ジヒドロテストステロン(強力な脱毛ホルモン)
5αリダクターゼの酵素の量が遺伝すると言われているので、この酵素の量は変えることは出来ませんが、テストステロンの分泌を抑えたり女性ホルモンがなるべく減少しないように努力することが抜け毛対策になってきます。
この5αリダクターゼやジヒドロテストステロンという名称は、薄毛や抜け毛サイトでよく見聞きするもの。薄毛治療には肝になる物質なんですね。
- 成長期の維持
- 皮脂腺の調整・コントロール
- 5αリダクターゼの阻害
この3つが女性ホルモンの影響によるもの。ヘアサイクルの成長期を保ち、太くハリ、ツヤのある髪の毛を生成し、コラーゲンの生成を促します。
そしてこの内的要因、女性ホルモンの減少がもたらす髪の毛の変化がほとんどの方の悩みになっています。
女性ホルモンのピークは20代。
それを過ぎると年々減少していき、40歳代になると急激に減っていくと言われています。
この女性ホルモンが減少するのは自然の摂理ではありますが、
仕方のない事ではあるけれど、そこをどうやって防いでいくか、緩やかにしていくのかが薄毛や抜け毛対策になりますね。
女性ホルモンのおさらい
そもそも女性ホルモンについて、確認していきましょう。
女性ホルモンの体への役割
女性の卵巣で作られているのが「女性ホルモン」で
妊娠・出産の機能、そのための体づくり
という役割を持っています。
女性ホルモンは下記の2種類
- エストロゲン(卵胞ホルモン):妊娠の準備、女性らしい体づくり
- プロゲステロン(黄体ホルモン):妊娠の維持
- になります。
エストロゲン
- 子宮内膜を厚くして妊娠に備える
- 女性らしい体(乳房の発育や丸みのあるからだ)をつくる
- 自律神経の働きを安定させる
- コラーゲンの産生を促し、美肌をつくる
- 血管、骨、関節、脳などを健康に保つ
プロゲステロン
- エストロゲンの働きによって厚くなった子宮内膜を柔らかく維持して妊娠しやすい状態にする
- 水分や栄養をため込み、妊娠が成立したら、妊娠を維持する
- 体温を上げる
- 食欲を増す
すいません。ブログ初心者なのでまだ要領を得てないです。
女性ホルモンをいつ、どのくらい分泌すればいいのか、脳と卵巣は常に連絡を取り合いコントロールしてます。
脳の視床下部からでる「ゴナドトロピン放出ホルモン」が下垂体を刺激し、下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)が出て、卵巣を刺激します。
その結果、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が多くなって排卵、排卵が終わった頃から「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が多くなる正常なホルモンサイクルができます。
またそのエストロゲンもプロゲステロンも順調に出ているという情報は、脳へフィードバックされます。
ところが、ストレスや無理なダイエット。睡眠不足などで心身に負担がかかると、脳は「子孫を残すよりも命を守るのが優先」と判断し、卵胞を育てて女性ホルモンを分泌させることをお休みしてしまうことがあります。
月経周期が不規則になるのは心身の調子のあらわれ、脳が私たちの体を守っているからこそ起きる現象なんですね。
代表的な男性ホルモンは3種類
- テストステロン
- ジヒドロテストステロン
- デヒドロエピアンドロステロン
それぞれの役割は、
たくましい身体を作る「テストステロン」
男性特有のたくましい体を作るのに欠かせないホルモン。男性ホルモンの大部分を占めるほど分泌量が多い
- 筋肉量を増やす
- 骨格を太くする
- ヒゲや体毛を増やす
- 生殖機能の向上
- 闘争本能の促進
テストステロンの分泌量は18〜30歳ほどでピークを迎え、加齢とともに減少。30代以降に性欲が衰えたり、筋力が落ちたりするのもテストステロンの減少が影響していると考えられている
薄毛を招く原因の「ジヒドロテストステロン」
ジヒドロテストステロンは、テストステロンに還元酵素の5αリダクターゼが結合することで作られるホルモン
髪は毛母細胞の分裂によって成長するが、ジヒドロテストステロンは毛母細胞を萎縮させ働きを低下させてしまう厄介なホルモン
ジヒドロテストステロンの生成を抑制することで、薄毛予防や改善につながる
さまざまなホルモンに変換する「デヒドロエピアンドロステロン」
コレステロールと結合すると、さまざまなホルモンに変換し同じ働きをする
- 男性機能の低下
- 性欲が衰える
- 体力が落ちる
- 身体が女性化する
などのリスクがあるから異性ホルモンを投与する治療は、性同一性障害などの治療目的には行うけど、薄毛を改善するためには行われないんだよ。
- ジヒドロテストステロンを抑制する食べ物を摂取する
- 十分な睡眠と質の良い睡眠を心がける
- 適度な運動でジヒドロテストステロンを排出する
男性の薄毛に関してはこの程度にして
女性の薄毛に戻りましょう。
女性の薄毛の原因とは
女性ホルモンのエストロゲンには、髪の毛に対して下記の役割があります。
- 成長期の維持
- 皮脂腺の調整・コントロール
- 5αリダクターゼの阻害
- 太く、ハリやツヤのある髪を生成
- コラーゲンの生成
- エストロゲンが減少することによって、この役割が果たせなくなり、更年期で薄毛の悩みを抱える女性が増えるんですね。
女性ホルモン以外にも、生活習慣の乱れやストレス、過度なダイエットもありますが、まずは女性ホルモンの減少をなだらかにしていくのが薄毛対策になりそうですね。
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